下らないあらすじ
『八つ橋村。なんと恐ろしい響きだろう。八つ橋村。私はそんな恐ろしい名前の村があることなど、その時まで知りもしなかったのだ…』
寺田辰弥(桐山)は、ラジオ放送で自分の名前が呼ばれるのを聞いた。自らの出生を知らされずにいた彼は、実は岡山県は八つ星村(『村の名前 が変わっている!?何故だ…』)の名門、多治見家の跡取りだったのである。村に戻った矢先、彼は腹違いの兄、久弥(鬼)がナゾの死を遂げる場面に遭遇す る。だがそれは、連続殺人事件の序章でしかなかったのである。久弥に呼ばれてやって来た名探偵・池田一平助も、予想通り/予定通りまるで役に立たず、寺の 住職(鬼)、隣人/棺桶屋/床屋/薬屋(日替わり。全部、鬼)、尼寺のアマ(鬼)、と、次々に殺されていく村人達。
『まさか、恐ろしい殺人鬼が、この多治見家の中に?大叔母のちょっとアブない小梅さま(故太郎)、姉のちょっとアブない春代(桶)、兄の主治医だった ちょっとアブない久野医師(藤原)…この中の誰かが連続毒殺魔だと?』
…辰弥気づけよ!池田一止めろよ!
『辰弥さん、これはどうやら鍾乳洞のようですよ…』『一体なんでこんなところに入り口が…』
鍾乳洞の奥で彼らを待ちうけるものは何か?池田一のフリップショー式心理捜査は真犯人を見つけられるのか?京都土産の定番菓子であるという「アレ」とは一 体何なのか?
- ここが見所(だった)
12月22~24版には桐山泰典が参加。31日~2001年1月1日にかけては、作中に年越し蕎麦を配り、世紀越えカウントダウンをする時間を設け た、特別版を上演。 鍾乳洞探検の場面ではお客さんの背中に蓄光テープを貼ったりお客さんに電飾を巻き付けたりとメチャクチャであるが、今更こんなことではみな驚かない。ピン カートンピンカートン。
2000・ 12・24上演記録はこちらからどうぞ。
2000・ 12・31~2001・1・1年越し世紀越し公演、上演記録はこちらからどうぞ。
- 出演:池田一平 桶雅景 鬼豚馬 桐山泰典 故太郎 藤原康弘
- 京都大学文学部学生控室(ブンピカ) 2000年