下らないあらすじ
宇宙暦0079年。京阪奈は病んでいた。
新京都府警所属のアンコロイドハンター、デッカード(池田)は、京北町植民地から脱走した5体のアンコロイドを処分せよ、との指令を受け る。元来、宇宙空間等、危険な場所での作業を人間に代わって行うため開発されたアンコロイドであったが、人間の監督下から離れたアンコロイドは処分される べき危険な存在と見なされるのである。
アンコロイドは人間にそっくりだが、論理的思考しかできないため、物事を文字通りにしか解釈できない。従って彼らは駄洒落、ナゾナゾ、ア メリカンジョーク、ボケツッコミの類に反応できない。ハンター達はこの性質につけ込んで、アンコロイド狩りを行うのだ。特殊生体部品により作られたアンコ ロイドは、パイをぶつけられたり、チクワを食べさせられたりすると、機能を停止してしまう。それが「処分」である。
脱走アンコロイド達は様々な形で新京都市に潜りこんでいた。デッカードの隣人/バーバー田中(桐山)として、オペラ歌手/ルーバ・ラフト(鬼)として、そ して、新下鴨署の署長/ジャン=ジャック・ラローズ(セリフだけで、出てこない)の偽者として。
バーバーは小豆に関する冗談に反応できなかったことから見破られてデッカードにパイ殺処分される。ルーバは、強引にデッカードが変質者であ るかのように言いつくろい、彼が新下鴨署のアンコロイドハンター、レッシュ(桶)によって連行されるように仕向ける。しかしレッシュは新下鴨署でソックリ さん(コックリさんの類)の啓示により虚偽を見ぬき、偽のラローズ署長を処分。レッシュとデッカードは、ルーバの楽屋へと戻ってくる。ルーバを処分するた めに。
そのころ、人間でありながらアンコロイドに感情移入するおとうちゃん(藤原)は、2体のアンコロイド、ウナギチェビッチ(鬼)とモホロビチッチ(桐山)を ハンターの手から助けるべく、ボケツッコミ特訓の最中であった。
嗚呼、我々は何処から来て、何処へ向かうのだろうか。アンコロイドが漠たる不安を感じるのも無理はない。そんなことは人間にもわからないのだから。
- ここが見所(だった)
しかしこうして文字にしてみると見事に何が何だかわからないな。
オープニングのスライドは凄いです。パンフレットも凄いです。この2点はいずれも総務理事氏主導。
本編中ではやはり歌と振りつけ(僕らはみんな生きている)ではなかったかと。駄洒落やボケツッコミが鍵になるだけあって、細かいギャグは山のようにありました。 - 出演:桶雅景 鬼豚馬 池田一平 桐山泰典 藤原康弘
- 京都大学文学部学生控室(ブンピカ) 2000年