下らないあらすじ
子は親を選べないものである。子は生まれてくる家を選べないものである。だから子は自立して家を出ていき、自らの家を作ろうとする。だが親から見れ ば、子はいつまでも「自分の」子なのである。
老舗の干菓子店、緑寿庵エデンの店主、緑寿庵アダム衛門(桶)には二人の息子がいた。兄のアロン太郎(ヌイグルミ)は優等生だがヌイグルミで、弟のキャル 次郎(池田/桐山)はいわゆる「心に茨を持つ少年」であり、荒れた生活を送り、朝帰りを繰り返していた。
キャル次郎は悩んでいた。その悩みとは、死んだと言われている母が実は生きているのではないか、というものである。つまり、父は嘘をついているのではないか。
干菓子の冷凍にとりつかれた父、ヌイグルミの兄、催眠術に耽溺している番頭格の猿蔵(藤原)、ケーハクな新入社員の小猿蔵(桐山/桐山がキャルの 回には登場せず)、少子化に歯止めをかけようと励むアロンの許婚アブラ(故太郎)、もはや名前さえ安定していない店の得意客(鬼)、一体誰が信じられるのか。
断片的情報を総合すると、母は「L喫茶」にしばしば現れ、叡山電車の駅名を歌っているという。
希望と不安に挟まれながらL喫茶に辿りついたキャルに、L喫茶マスター(池田/池田がキャルの回には登場せず)は優しく語りかけた。
「兄ちゃん、大丈夫か?」
果たして母は生きているのか、キャルは母と再開できるのか?
- ここが見所(だった)
ここだけの話ですが、併設カフェで売られていた濁酒は総務理事と池田の自さk (略)。個人的には、全員が飲みながら演技してて最後は全員ラリラリ、というグレイトフル・デッド、ホークウィンド的展開も見たかった。(んなもん見たか あねえよ。) - 出演:池田一平 桶雅景 鬼豚馬 桐山泰典 故太郎 藤原康弘
- ART COMPLEX 1928 / 京都大学文学部学生控室(ブンピカ) 2005年