第20回行動 路傍コップ

第20回行動は2005年12月の「路傍コップ」である。ロール・オーヴァー・バーホーヴェン。

下らないあらすじ
近未来。環境ホルモン、ゲーム脳、鳥インフルエンザ等により、人類は弱体化し、激しい喜怒哀楽は脳神経系、心肺機能に著しく負担を与え、時には命を 奪いかねないものになっていた。さらにそれに乗じた爆笑テロリストたちが横行し、左京区の治安は悪化するばかりであった。まさに人類の危機である。
スターリング署長(鬼)までもが叡山電車茶山駅での爆笑テロに巻き込まれ(本人はピンピンしてるのだが)るに及び、独立行政法人川端警察は、爆笑テロリス ト対策の切り札としてついにロボット警官の導入を決定する。
対テロ強硬派のジョーンズ(桶)の開発した、殆ど笑殺兵器そのものといった風情のED8801型(藤原)は、開発会議の席上でジョーンズの腹心、 エミール(故太郎)をプログラムミスにより笑殺してしまう。かたや人道派科学者愛川吾一(桐山)開発による、路傍コップ(池田)は、敢えてテロリストのツ ボを5cm外し、戦意のみを喪失させる超高性能ロボットである。それもそのはず、路傍コップの脳ユニットには、茶山駅でのテロの犠牲者の頭脳を蘇生して使 用していたのだ。
裏でテロリストどもと癒着しているジョーンズとエミール(のクローン)のいらだちをよそに、コップは活躍を続け、実績を挙げていく。そこで ジョーンズ、エミールは姑息な手段でコップを妨害しようとする。それは、コップの脳ユニットに関する極秘情報をマスコミにリークすることだった。
場面変わって、ひきこもり気味のネットサーファー(小関)はネット上で目にしたニュースに仰天していた。「ええっ、路傍コップの脳はアライグマの脳だっ て!?」
はたして吾一は真相を語ることができるのか。
吾一、勇気を出すんだ。

  • ここが見所(だった)
    大晦日にはほんまにみなさんで初詣行きましたよ。ロボやEDはスーツ・着ぐるみのまんまで。ありゃちょっとした都市伝説でしたね。

    本番中にお客さんの皆さんから路傍コップが巨悪と戦うための兵器であるところの「ネタ」を募集しました。
    携帯電話を使って投稿していただきました。その作品の数々は、こちら。
    12/9(fri)  12/10(sat)  12/11(sun)  12/31(sat)


    2005・ 12・09上演記録はこちらからどうぞ。


  • 出演:池田一平 桶雅景 鬼豚馬 桐山泰典 小関悠 故太郎 藤原康弘
  • 京都大学文学部学生控室(ブンピカ)  2005年