第14回行動 忠臣ぐら

第14回行動は2002年12月の「忠臣ぐら」である。なん と超メジャーな劇団(←ジェラシー)である劇団衛星の駒田大輔がゲストだ。

下らないあらすじ
時は貞享年代、世にも稀な怪法「鳥類憐みの令」が施行されていた時代である。”ぐり”こと浅野タグリ之守と”ぐら”こと大石グラ之介(吉本)の二匹 は、ピクニックに向う途中、松の廊下で発見した大きな卵を叩き割って調理し食べてしまう。しかしその卵は名門・キラー家の当主、キラー上野介(藤原)のも のだったのである。幕府の裁定は、「浅野は切腹、キラーは謹慎」。冗談ではない、我等が阿穂藩はどうなってしまうのか!
大石は幕府の裁定に不服を申し立てるべく、嘆願書を送る。仇討しかないでちゅと幼児化しつつ息巻く堀部(桶)、討ち入りとはうどん作りだ と諭されて(いや、諭してないのだが)うどんを打つ大石の長男・主税(池田)、なんだかよくわからないがとにかく猛っている家老(鬼)。…我等が阿穂藩は どうなってしまうのか…そして嘆願書に対する幕府の回答は…
その頃キラーは、知事室を1階に移してガラス張りにし、ダムを廃止、歴史的建造物である小学校校舎は保存するなど開かれた県政に精力を傾けていた。その一 方で阿穂藩の襲撃に備え、コーナーポスト最上段からのダイビングニードロップに磨きをかけつつ。
鳥だ。鳥だ。キラー、お前は鳥になるのだ。
雪の深々と降る夜、狼どもが牙を剥く(いや、狼じゃなくて野ネズミなのだが)。

  • ここが見所(だった)
    今度は舞台上でうどん作ってます。粉こねる段階からはじめて。池田一平は既に役者ではなく料理人なのではないか。
    お客さん参加コーナーは討ち入ろうとする阿穂浪士たちとの扉を挟んだ押し合い、そして舞台上にカゴを設置しての玉入れであります。いやあ、あれ、舞台上に いるとかなり恐かったよ、うん。赤白の丸いブツがびゅんびゅん飛んできてさあ。
    ゲストの駒田氏は基本的にナレーターなのだが、緊縛されたり梅干食べさせられたり等色々されてました。

    2002・12・20 上演記録はこちらからどうぞ。

  • 出演:池田一平 桶雅景 鬼豚馬 駒田大輔 藤原康弘 吉本和孝
  • 京都大学文学部学生控室(ブンピカ)  2002年