第7回行動 アンコく街の顔役

第7回行動は99年12月の「アンコく街の顔役」である。吉本 和孝が参加。客席にいた桐山泰典、蓮行にはむりやりゲスト出演して頂いた。

下らないあらすじ
時は禁しるこ法の嵐が吹き荒れる1920年代のシカゴ。何故しるこを禁止するのか。太るからだ。しかし思い通りに太ることもできないなんて、人間らしい生き方じゃないぜ。
しるこ密造により巨万の富を築いたマフィアのビッグ・ボス、シル・コポネ(藤原)を検挙するため、FBI(ファットボディはイヤイヤの会) は、秘密捜査チーム「あんタッチャブル」を組織する。コポネはFBIのおとり捜査官を見つけ出すため、怪しい部下3名を廃工場に呼び出し、その挙動を観察 する。呼び出されたのはシルキスト(しるこを究めた者)コシアン・コルジオ(池田)、チョビ(あそぼ。さんぽいくの。スボッ。)ことチョビエーリ・チョビ エリーニ(桶)、シカゴ一不健康な妻をもつアンコニオ・フケンコウ(鬼)の3名だ。
組織のルールに従って、ボスの命令書に書かれた、ビーチボールを膨らま せる、3分間オペラを演じる、ホッペターニョ(吉本)をくすぐる、等のミッションをこなす3名だが、1人になると途端に怪しいことをはじめる。どうやら狙 いはコポネの裏帳簿だ。さて、裏切り者・おとり捜査官はどいつなのか、ベッケンバウアー。

  • ここが見所(だった)
    本物の禁酒法時代の写真を改竄して作ったスライド、客席の後でしるこを煮続けるお姉さん、○○様予約席と書かれた被り物を被った役者が場所取りをし ている予約席など、本編の内容以外にもばかばかしい仕掛け満載。藤原総務理事によるパンフレットも力作。 本編での見所といえば、正体を見破られた裏切り者とコポネが命を賭けてくりひろげる伝言ゲーム(お客に伝言させる)であろう。他ではコシアンの吹くピアニ カのメロディーに操られた他の面々が演じるドナドナ、出てくる度に殺されるホッペターニョの異様に力んでない演技など。

    2日目の昼の回、上演記録アップしました。
    2日目の夜の回、 上演記録アップしました。

  • 出演: 池田一平 桶雅景 鬼豚馬 藤原康弘 吉本和孝
  • 京都大学文学部学生控室(ブンピカ)  1999年