下らないあらすじ
甘いものが取り締まられている世界。人々は、甘いものを食べると死ぬ、と信じ込まさせられているのである。 新人消防署員(ナカノ)は、甘いものを取り締まるパトロールの途中、不思議な少女(鬼)から、強引にキットカットを食べさせられてしまう。 彼はそのまま、先輩署員(桐山)と、しるこサンドの闇取引をしている男(池田)の家宅捜索に向かうが、使うあてのなかった甘いセリフ集等甘いものを捜索している間も、自分が死んでしまわないか気になって仕方がないのである。
署に帰ってからも先輩署員に色々さりげなく相談してみようとするのだが、解毒になるからと大量に黄粉を食べさせられ、あとはもう先輩署員はなぜか言葉をすべてエロ方面に解釈してしまうのみなのである。先輩は、タイガー・ウッズと同じ病気だったのだ。
そうしている間に、倉庫の奥から消火器を発見したと言って、署長以下署員たちがどやどやとやってくる。彼らは、消防署員なのに、消火器を見たこともなく、それが何のための道具であるかわからないのである。なぜなら、消防署員の任務は、火事を防ぐことではなく、菓子を取り締まることになってしまっていたからなのだ。消火器を用いて物ボケが繰り広げられるのであった。
間に脈絡のないシーンが挟まります。
エデンの園。イブ(鬼)に蛇(桶)がドーナツを食べるようそそのかす
江戸時代。糖類憐れみの令のもと、豪商や武士たち(桶、藤原、ナカノ)が隠し賭場(胴元:唐仁原)で甘いものを賭けていると奉行(池田)が取り締まりにきて、名前を改めるよう命令する。加藤(加糖)はダメ、武藤(無糖)や内藤(無い糖)ならよし。
歴史学者(桶)が、原子物理学者(藤原)に、メロンパンの発するMP線(メロンパン線)が人体に及ぼす影響についてインタビューする。ちなみに、MP線を浴びすぎると脳がメロンパンになってしまうそうである。怖いですね。
そしてラストは、祖父(池田)が孫(桐山)にタンポポのお酒について語るリリカルな場面である。
- ここが見所(だった)
ラストシーン、池田によって舞台上で酒を飲まされた桐山が、酔っていました。 - 出演:池田一平 桶雅景 鬼豚馬 桐山泰典 唐仁原俊博 ナカノ実験室 藤原康弘
- 京都大学文学部学生控室(ブンピカ) 2012年