第35回行動 失われたオチを求めて

第35回行動は2013年6月の「失われたオチを求めて」である。オチないよ。失われてるからね。

下らないあらすじ
史上最大のロボット作家をめざすプルーストゥは、イギリスのJ・K・R(Rはローリング)、日本のムラカミ・R(Rは龍)といった有力ロボット作家たちを血祭りあげていくが、ムラカミ・H(Hはハルキ)は無関心だった。ああ。

夢を見始めるかどうかの曖昧な意識の状態が大好きな男(桶)は、睡眠が不安定になってしまって、薬局によく眠れる薬を買いにくる。彼は店員(池田)に、餅とブラックバスの香りの入浴剤を押し付けられて帰る。ああ。

オチ物理学者・要順番東英二(かなめじゅんばんどうえいじ)(ナカノ)は、単位が少なくてバスにひかれた学生の墓を訪ね、彼のことを思いだしていた。そこに学生の旧友(池田)、墓石の旧友(鬼)が訪ねてきて、意外としんみりする。ああ。

モノローグを語ろうとすると頭に載せた花火に火をつけられてしまう男(藤原)は、モノローグを語ろうとすると頭に載せた花火に火をつけられてしまう。火が付くと窓から逃げ出すよ。ああ。

失われたおトキさんのことを思いだす男(桐山)は、安直な同情心を示す剛力彩芽に怒りを覚える。ああ。

自分が何をしに来たのかをどんどん忘れてしまう男(桐山)と、帰り道が分からなくなってしまう男(鬼)とが出会う。何も生まれない。ああ。

このオチのない芝居の最後はどうなるか、みなで大喜利をやって決める。結果、みな死んでしまう。ああ。

    ここが見所(だった)
    2日目の最後はお客さん1名を伴って大文字山に登りました。大喜利理で、「みんなで大文字山に登る」というオチに決定したからです。別に1名限定にしたというわけではなくて、単に1人しか希望者がいなかったというだけですが、美しい結果になったと思います。

  • 出演:池田一平 桶雅景 鬼豚馬 桐山泰典 ナカノ実験室 藤原康弘
  • 京都大学文学部学生控室(ブンピカ) 大文字山  2013年