第31回行動 ゴルゴ31

第31回行動は2011年6月の「ゴルゴ31」である。第31回だからということでせっせとアイスクリームを自作しているのだが、結局お客さんにお出しできるようなものは一回もできませんでした(よね?)。すいません。「ゴルゴ13」でもしばしばある、「ゴルゴ本人は出てこないパターン」の作劇になっております。

下らないあらすじ
2011年。EUへの加盟をめぐって、左京区は二分状態であった。長年中京区、上京区か ら見下されてきた左京区を、EUへの加盟により一気にカッコイイ土地とし、立場を逆転させようというのである。議会の勢力はEU加盟賛成派5に対して反対 派が1。加盟派の圧倒的有利である。
左京ジャーナルの記者、毛田(池田)は議会の動向を取材するうちに、吉田山ホテルのラーメンコンシェルジュ(唐仁原)が狙撃され死亡する場面に居合わせ る。続いて賛成派の筆頭、ランスロット中書島(桐山)のもとを訪れた池田は、そこでもランスロットが狙撃されるのを目撃してしまうのである。ランスロット はセキュリティ強化のため警備会社から専門家(鬼)を派遣してもらったところだったのに、である。
追い詰められたEU加盟反対派議員、ムチウチ(桶)は凄腕スナイパーの「彼」と連絡をとるべく、αステーションに讃美歌31番をリクエストしていたのであ る。徐々に「彼」の正体に近づきつつある毛田は、左京刑務所に収監中の天才凶悪犯罪者、ベクター博士(ナカノ)に接触する。しかし、最強の犯罪者の名前を 賭けて、「彼」の狙撃を防ぎきることに挑んでいたのだベクター博士でさえも、毛田の目の前で(何回かは防いだが)狙撃されてしまう。
しかし、賛成派の暗殺に成功したムチウチもまた、毛田の前で、ランスロットから送られたお中元の毒入りチョコを食べて死んでしまう。憎しみからは何も生まれないのだった。
一方その頃、ゴルゴっぽい人(シコウ)はゴルゴっぽい人をゴルゴだと思っていた人(吉本)に、叱られていたのだった。
そしてエストラゴン(ひこにゃん)とウラジーミル(藤原)はゴルゴを待っていたのだった。

  • ここが見所(だった)
    サスペンスものにはしばしば「行く先々で殺人に出くわす記者」の類が出てきますが、実際にやってみるとそいつが一番怪しいというか、異常な感じがします。最後は皆が派閥に分かれる前の時代の、「左京区ゆるキャラコンテスト」の場面で終わりました。切ないですね。


  • 出演:池田一平 桶雅景 鬼豚馬 桐山泰典 シコウ 唐仁原俊博 ナカノ実験室 藤原康弘 吉本和孝
  • 京都大学文学部学生控室(ブンピカ)  2011年