下らないあらすじ
海は広いな大きいな。風もなし、波も穏やか、何も問題ありません。
ただ、無人島に漂着してしまっていることを除いてはね…
豪華客船ダイパニック号はカリブ海クルーズの最中暗礁に乗り上げて沈没、乗員乗客は名前もわからない火山島にたどり着いたのである。15名の生き 残りもヤシの木や累積警告により次々消えていき、現在残っているのは、船長(藤原)、航海士(池田)、船医(鬼)、機関士(桶)、乗客の青年(桐山)の5 名のみ。この皆さんで殺し合いをしてもらいます、じゃなくて、なんとか生き残る方策をさぐらなきゃならないのです。
既に食糧はほぼ尽きかけ、涌き水も止まってしまった。火山は不気味に煙を吐き、小刻みに地震がおこる。我々に時間はないのだ。
そこに機関士が、島の反対側に人間のいた形跡があるとの情報をもたらす。ならばそれに賭けてみるしかなかろう。船長ほか2名は水脈の探索と火おこし、機関 士ほか3名は探索と二手に分かれて、懸命なるサバイバル作戦がはじまった。
探索隊はとある洞窟から人骨とノートを持ち帰る。そのノートは、40年前この島に調査にきた地質学者手品師(川平直史)の手記であった。手記によ れば、この火山島は、大噴火により、いつ吹き飛んでなくなってしまってもおかしくない状態になっているという。5人は生きて島を脱出することができるの か。そして手記に残された最後の言葉、「亀(本多)が来ない」とはいったいどういう意味なのだろうか…
- ここが見所(だった)
本番にからませることができなかったため、終演後中庭で流しそうめんを致しました。流石に室内で水路を組むのはムリだった。いや、組めるのだが、そ こに水を流すのがムリだった。 - 出演:池田一平 桶雅景 鬼豚馬 川平直史 桐山泰典 本多力 藤原康弘
- 京都大学文学部学生控室(ブンピカ) 2006年