下らないあらすじ
ヨーロッパかアジアかのどこかにある祗園公国では、女王（亜邪夢）がしびれを切らしていた。結婚したくて。困り果てたじい（藤原）は花婿を選ぶた め、若者を総動員した舞踏大会を開くことにする。
継母（桶）と義兄（吉本）にツッコまれながら結構のびのびやっているシンデレロ（鬼）は、自分も舞踏会に行きたいのだが、連れて行ってはも らえない。何故ならシンデレロだからだ。そういうルールなのだ。何故にシンデレロがそこまで執拗に舞踏会に行きたがったのか、はよくわからない。武闘大会 と間違えているし、用意している衣装も蜂の着ぐるみだったりするのに。恐らく彼がシンデレロだから、であろう。そういう運命なのだ。因みに義兄も武闘大会 と間違えていた。
求めよ、さらば与えられん。何と舞踏会に行く途中（と言ってもやはり武闘大会と間違えている）の魔女・緑川緑子（故太郎）がシンデレロ宅 を魔法の掃除機の充電のため訪れる。緑川に着替えるのが速くなる魔法をかけてもらい、かぼちゃの馬車（池田）も紹介されて交通手段も確定させたシンデレロ はいよいよ舞踏会に乗り込む。
咲くは恋の花。
しかし魔法の効果期限、12時が来た。せっかく気に入ってもらえた女王のもとから、シンデレロは急速に脱衣しながら去っていく。「ガラスの仮面　３９」 （美内すずえ著　白泉社刊）を残して。
「この『ガラスの仮面』がピッタリ合うものを捜し出すのよ！」…ちょっと待て、ぴったり合うて、どないやねん。

• ここが見所（だった）
  一応本物の披露宴を兼ねている。もちろん結婚したから緊急行動が行われたのであって、緊急行動のネタとして結婚してもらったわけではない。いつもの コアなやみいちスタの皆様に混じって着飾った（←ウソ。本当はみなさんかなりラフでした）親族の皆様が「あらあらお久しぶりでございます」と挨拶を交わす 様はかなり味わい深い情景でしたが、しかしこれは中身の見所じゃないですね。 本物のジンサンシバンムシエキスを１，０００倍に希釈したものを各自摂取させられたわけですが、今のところ全員生きています。


• 出演：亜邪夢　鬼豚馬　池田一平　桶雅景　藤原康弘　吉本和孝　故太郎　他
• 京都大学文学部学生控室（ブンピカ） 　2001年