第5回行動 犬走家の一族

第5回行動は98年12月の「犬走家の一族」である。シコウ (PIT代表)が参加。この作品での鬼、シコウの狂い方は尋常ではない。池田の受けの凄みも尋常ではない。初期のエース大志万哲哉がしるこの神様の役で久 々に復活。

下らないあらすじ
犬走家の奥方(ゆかりこ)が変死した現場には、しるこのお椀が転がっていた。
謎を解き明かそうと探偵池田一平助(池田)が登場する。異常に神経質な 犬走家当主(桶)ggは長男の伏見(鬼)が犯人だと思いこんでいた。
計画的に犬走家の人間を殺害し、遺産を独り占めして、昆虫健康ランドを作ろうとしている、というのである。
一方昆虫マニアの伏見によれば、事件当日のアリバイを主張する当主には、替え玉がいるという。
全てを見ていたのは、存在すら隠されて いた長男の志功(シコウ)。彼は土蔵に閉じ込められていたのだ(実際は小型のの土蔵を頭にすっぽり被っている)。ところが生まれつき多重人格者で、話して いる間に爺さんになったりマダムになったりするシコウの証言は、どこまで信用できるかわからない。唯一善良な下男の猿蔵(藤原)までも、しるこ神の祟りを 恐れ、捜査の足をひっぱりまくる。
犯人は一体誰なのか。池田一の推理が冴える。

  • ここが見所(だった)
    クライマックスの心理捜査では、関係者全員を集めて質問するのだが、その解答はクイズ番組風にフリップ書かせていた。「それではあけて下さいまずは 御当主からドン」。また池田一が被っているバケツは実はバケツ型携帯電話なのだが、それで話をしに中座している間に、関係者はみな呪われたしるこを飲んで 死んでしまっていた。だから犯人は結局わからないのである。「また、誰も救えなかった…」
  • 出演: 池田一平 桶雅景 鬼豚馬 藤原康弘 シコウ 大志万哲哉 ゆかりこ
  • 京都大学文学部学生控室(ブンピカ)  1998年